各形式の概要 †
クハ206 †
- 概要
- クハ206は、207系に属する制御付随車(運転室付き・モーター無し)である。
- クハ206は量産先行車を含め、全ての生産区分に於いて製造されている。また、クハ206は全ての編成に於いて連結されている。
- Cp(コンプレッサー)の搭載状況については番代区分により異なる。
- 0番代
量産先行車を除いて、全て100番代として電気連結器を装備して登場した。Cpは搭載していない。
- 100番代
上記を参照のこと。
※ 事故列車4両目はこの形式 (クハ206-100番代) である。
- 1000番代
1000番代は全て、電気連結器とCp(コンプレッサー)を装備して登場した。
※ 事故列車7両目はこの形式 (クハ206-1000番代) である。
- 2000番代
2000番代は全て、電気連結器とCp(コンプレッサー)を装備して登場した。
クハ207 †
- 概要
- クハ207は、207系に属する制御付随車(運転室付き・モーター無し)である。
- クハ207は0番代(100番代含む)のみに存在する。1000番代以降はクモハ207の登場により製造されていない。
- Cp(コンプレッサー)は搭載していない。
- 0番代
全40両のうち、量産先行車を含め17両が0番代として登場し、23両が電気連結器を装備して100番代として登場した。後に量産先行車を除いて電気連結器が取付けられた(改番はされていない)。
※ 事故列車1両目はこの形式 (クハ207-0番代 / 新製時電気連結器無し) である。
クモハ207 †
- 概要
- クモハ207は、207系に属する制御電動車(運転室付き・モーター付き)である。
- クモハ207は1000番代以降に登場した形式であり、0番代には存在しない。1000番代以降の全ての生産区分に於いて製造されている。
- クモハ207は、現在の3両編成の全てに於いて連結されている。(以前はクモハ207を連結しない3両編成も存存したが、それらは全て4両編成化された。)
- 全てのクモハ207が電気連結器・パンタグラフ・補助電源装置を装備している。Cp(コンプレッサー)は搭載していない。
- 1000番代
1次・2次車
制御装置・主電動機はモハ207-1000番代の1次・2次車に準じる。
※ 事故列車5両目はこの形式 (クモハ207-1000番代 / 2次車) である。
3次・4次車
制御装置・主電動機はモハ207-1000番代の3次・4次車に準じる。
- 2000番代
制御装置・主電動機はモハ207-2000番代に準じる。
モハ206 †
- 概要
- モハ206は、207系に属する中間電動車(運転室無し・モーター付き)である。
- モハ206は0番代のみに存在する。1000番代以降はクモハ207の登場により製造されていない。
- パンタグラフ・補助電源装置、Cp(コンプレッサー)は搭載していない。
- 1M方式の電動車であるが、実質的に全車がモハ207-0番代とユニットを組む。
- 0番代
制御装置・主電動機はモハ207-0番代に準じる。
※ 事故列車3両目はこの形式 (モハ206-0番代) である。
モハ207 †
- 概要
- モハ207は、207系に属する中間電動車(運転室無し・モーター付き)である。
- モハ207は殆んど全ての生産区分に於いて製造されている(1000番代4次車のみ存在しない)。
- 量産先行車の2両を除き、現在では全て4両編成に組成されている。0番代の登場時には3両編成の全編成に連結されていたが、現在では全ての番代の3両編成に於いて連結されていない。
- 全車が制御装置及び補助電源装置を搭載しているが、パンタグラフやCp(コンプレッサー)の搭載状況については番代区分により異なる。
- 0番代
制御装置は三菱電機製のWPC1。パンタグラフ・補助電源装置・Cp(コンプレッサー)を搭載している。主電動機は出力155kwのWMT100。16両は500番代に改造された(下記参照)。
※ 事故列車2両目はこの形式 (モハ207-0番代) である。
- 500番代
0番代3両編成のA1〜16編成に組成されていた16両は、後に4両編成化されてH編成となる際に500番代に改番された。新製車は存在しない。パンタグラフを持たないモハ207-1500番代へ給電できるよう改造され、事実上同車とユニットを組む。Cp(コンプレッサー)を搭載している。
- 1000番代
1次・2次車
制御装置は東芝製のWPC3A(GTO)、主電動機は出力200kwのWMT102。パンタグラフ・補助電源装置を搭載している。Cp(コンプレッサー)は1000番代以降搭載していない。1次車のうち14両は1500番代へ改造されH編成に組み込まれた。
3次・4次車
主電動機は出力220kwのWMT104。制御装置はWPC4に変更された可能性があるが未確認。その他は1次・2次車に準じる。
- 1500番代
- 3両編成のA1〜16編成を4両編成化してH編成とする際に誕生した番代区分で、1000番代1次車より改番された14両と、1000番代3次車として新製された2両の計16両が存在する。
- 改番車はパンタグラフを撤去し500番代から受電できるよう改造され、新製車も同仕様。制御装置・主電動機については改番車は1000番代1・2次車、新製車は1000番代3・4次車に準じる。
- 現在も16両全車がH編成に連結され、実質的にモハ207-500番代とユニットを組む。Cpは搭載していない。
- 2000番代
制御装置は東芝製/三菱電機製のWPC13(IGBT)、補助電源装置は制御装置一体型となった。主電動機は出力220kwのWMT102B、パンタグラフを搭載している。Cp(コンプレッサー)は搭載していない。
サハ207 †
- 概要
- サハ207は、207系に属する中間付随車(運転室無し・モーター無し)である。
- サハ207は1000番代で初めて量産され、以降全ての生産区分に於いて製造されている。
- Cp(コンプレッサー)の搭載状況については番代区分により異なる。
- 0番代
量産先行編成用の2両のみ製造された。Cp(コンプレッサー)は搭載していない。
- 1000番代
1次車
6両編成用として28両が製造され、このうちCpを搭載していない14両が1000番代、Cpを搭載する14両は1100番代に区分された。当初は1000番代1次車の編成のうち2両編成のS編成には(当然ながら)連結されていなかったが、のちの編成変えにより現在はサハ207-1000番代1次車の14両全車が1000番代1次車S編成(S1〜14)に連結されている(1100番代については後述 )。
2次〜4次車
登場以来、全ての1000番代2次〜4次車の編成に組成されている。Cpは搭載していない。
※ 事故列車6両目はこの形式 (サハ207-1000番代 / 2次車) である。
- 1100番代
1000番代1次車のうち、6両編成用としてCpを搭載した14両が1100番代に区分された。サハ207のうちCpを搭載するのは、この14両のみである。現在も全車が4連化された1000番代1次車T編成(T1〜14)に組成されている。
- 2000番代
登場以来、全ての2000番代の編成に組成されている。Cpは搭載していない。
車両形式リスト †
生産区分別 車両形式リスト †
生産区分別 車両形式リスト |
番代 | | クハ | クモハ | モハ | サハ | 備考 |
| 206 | 207 | 207 | 206 | 207 | 207 | |
0 | 先行車 | ○ | ○ | - | ○ | ● | ○ | 7両固定編成 |
1次車 | ○ | ○ | - | ○ | ● | - | 中間車は全てモハ |
2次車 | ○ | ○ | - | ○ | ● | - | 中間車は全てモハ |
100 | 1次車 | ○ | - | - | - | - | - | 0番代1次車の電気連結器付先頭車 |
2次車 | ○ | ○ | - | - | - | - | 0番代2次車の電気連結器付先頭車 |
500 | | - | - | - | - | ● | - | 0番代改造、H編成組込中間電動車 |
1000 | 1次車 | ● | - | ○ | - | ○ | ○ | 6両貫通編成+2両編成 |
2次車 | ● | - | ○ | - | ○ | ○ | |
3次車 | ● | - | ○ | - | ○ | ○ | |
4次車 | ● | - | ○ | - | - | ○ | 全て3両編成 |
1100 | | - | - | - | - | - | ● | 1000番代1次車6連用Cp付中間付随車 |
1500 | | - | - | - | - | ○ | - | 1000番代1次車改造+同番代3次車新製 |
H編成組込中間電動車/Cp・パンタ無し |
2000 | 1次車 | ● | - | ○ | - | ○ | ○ | |
2次車 | ● | - | ○ | - | ○ | ○ | |
※ | ●印もしくは○印があるものは、当該グループに当該形式が存在することを示す。 |
●印=Cp(コンプレッサー)装備、○印=Cp無しを示す。 |
車両形式別 搭載装備リスト †
車両形式別 搭載装備リスト |
車両形式 | 番代 | 運転台 | 制御装置 | 主電動機 | 集電装置 | 補助電源 | Cp |
クハ206 | 0番代 | ● | - | - | - | - | - |
1000番代 | ● | - | - | - | - | ● |
2000番代 | ● | - | - | - | - | ● |
クハ207 | 0番代 | ● | - | - | - | - | - |
クモハ207 | 1000番代 | ● | ● | ● | ● | ● | - |
2000番代 | ● | ● | ● | ● | ○ | - |
モハ206 | 0番代 | - | ● | ● | - | - | - |
モハ207 | 0番代 | - | ● | ● | ● | ● | ● |
500番代 | - | ● | ● | ● | ● | ● |
1000番代 | - | ● | ● | ● | ● | - |
1500番代 | - | ● | ● | - | ● | - |
2000番代 | - | ● | ● | ● | ○ | - |
サハ207 | 量産先行車 | - | - | - | - | - | - |
1000番代 | - | - | - | - | - | - |
1100番代 | - | - | - | - | - | ● |
2000番代 | - | - | - | - | - | - |
※ | ●○印があるものは、当該形式車両が当該装備を搭載していることを示す。 |
補助電源装置/●=静止型インバータ(SIV)、○=主制御装置一体型を示す。 |
Cp=コンプレッサーを示す。 |
このリストが装備搭載状況を全て網羅しているとは限らず、参考程度に利用のこと。 |
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