JR北海道運転保安設備

JR北海道のATS

JR北海道のATC

  • ATC-L
    青函ATCとも呼ばれ、青函トンネルを含む海峡線の新中小国信号場〜木古内駅間に設置されている。
 

JR北海道の安全対策

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キハ283系 【(C)裏辺研究所】     731系 【(C)武蔵野通信局】

JR北海道の乗務員防護対策

踏切事故で30名が負傷、死者はゼロ。しかし現実は過酷だった。 1991(平成3)年1月8日に日高本線勇払沼ノ端踏切で発生したタンクローリーとの衝突事故により、運手士は両足を切断する重傷を負った。これを契機に、JR北海道は徹底して運手士防護対策を施した車輌を開発した。
何れの車輌も130km/hの高速運用を行なうための方策ではあるが、少なくともJR北海道が乗務員の防護を真剣に考えていることだけは疑う余地が無いだろう。

  • 特急型車輌
    1992(平成4)年に試作車が登場したキハ281系特急型気動車は、JR北海道初の振子式車両として登場した。
    キハ281系の精悍な姿は、ただ見栄えを求めただけのものではない。運転室は踏切事故対策として車体上部に設置され、前方を絞った先頭部形状は踏切事故の際に自動車を側方に逸らし、衝撃力を分散させる。また、車体最前部に位置する貫通路付近のスペースはクラッシャブルゾーンとして衝撃力を吸収する。客室定員とクラッシャブルゾーンの双方を確保するため、乗務員扉は省略された。
    これらの車体構成は、キハ283系以降の特急型車輌にも踏襲されている。
  • 通勤・近郊型車輌
    通勤型車輌は特急型車輌ほどに寸法的な余裕は無い。そのため、731系/キハ201系では特殊な防護方法が試みられた。前面窓の下の膨らみはただの飾りではなく、中にジェル状の特殊な物質が充填されており踏切事故の際に漏出し、摩擦を減らして自動車を横に逸らす作用を促進する。また、車体構造自体も衝撃吸収構造と強化構造を組み合わせ、前面形状も衝撃力分散に配慮したデザインとなっている。

JR北海道運転保安設備整備計画

  • ATC
    海峡線には現在ATC-Lが設置されているが、新幹線が将来北海道へ延伸される際にはDS-ATC(東北新幹線の八戸〜古川間で導入済み)へ換装されると予想されている。
 

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Last-modified: 2006-03-25 (土) (6606d)