ATS-P・全線P型と拠点P型 †
WikiRoom版ATS-Wiからの移転準備最終版
最終ロック版+ †
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- 02 版 ATS-P・拠点P方式 02／(2005-12-24 (土) 15:52:54)
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ATS-P・拠点P方式 †
拠点Pの定義
拠点PとはATS-Pの一種ですが、正式名称は不明です。一般的にJR西日本の拠点P方式ATS-PをJR東日本の全線P方式ATS-Pと区別して拠点Pと呼称されていますが、基本的にJR西日本の拠点P方式ATS-PはJR東日本の全線P方式ATS-Pの地上設備の設置を一部省略したもので、設置方式の違いは大きいものの装置そのものにあまり違いは無いようです。そこで当サイトでは、主に「拠点P方式ATS-P」というような記載をします。また、当サイトではATS-Psも拠点P方式として扱いますが、拠点P方式ATS-PとATS-Psでは機能が大きく異なるため注意が必要です。
本ページでは拠点P方式を説明するため、全線P方式についても合わせて記載します。
全線P方式 †
全線P方式ATS-P
- 最初の全線P方式ATS-PはJR東日本の京葉線に設置され、同線の開業とともに1988年に運用を開始した。全線Pや全面Pといった呼称は、のちにJR西日本がATS-Pを拠点P方式で設置したためにこれと区別するために普及したと思われる。ただし、拠点P方式は1986年に全線P方式より2年早く運用を開始している点は注意を要する。JR東日本だけでなくJR西日本にも全線P方式を導入した線区がある。2005年現在これに該当するものは以下のとおりである。
拠点P方式 †
拠点P方式ATS-P
- 拠点P方式のATS-P(ATS-Psを含まず)を整備しているのはJR西日本のみである。国鉄時代の1986年に草津・京都・大阪・西明石の４駅に設置され運用を開始したが極めて限定的な運用であった。JR西日本となった後にJR東日本のものと同様の全線P方式ATS-Pを導入したが、その後閉塞信号機に対する速度照査機能を省略した拠点P方式ATS-Pの導入を進めた。一般的に拠点Pと呼称する際は、これを指すことが多い。絶対信号機に対する速度照査は全ての停車場で実施しており、閉塞信号機に対する運転保安は併設のATS-SWにより行なっている。またATS-SWが併設されていることから曲線での速度照査を容易に行なうことができる。2005年現在これに該当するものは以下のとおりである。
- 拠点P方式ATS-Pの不明な点
JR西日本の拠点P方式ATS-Pの動作について、以下の点が不明である。
- 駅間ではATS-Pの車上装置は休眠状態になるが、この状態で最高速度に対する常時速度照査は行なわれるのか?
- 曲線での速度照査はATS-Pの地上子によって行なうのか、あるいはATS-SWの地上子によって行なうのか?
- 曲線にATS-PとATS-SWの双方の速度照査用地上子が設置されている場合、車上装置はどのような対応を行なうのか?
ATS-Ps
- ATS-Psを導入しているのはJR東日本のみであり、その全てが拠点P方式である。現在のところ絶対信号機に対する速度照査は全ての停車場で実施しているが、今後は一部の駅でのみ行なう方法で整備を進める予定である。閉塞信号機に対する運転保安は併設のATS-Snにより行なっている。併設のATSがATS-Snであることから、曲線での速度照査地点の増設は容易ではない。2005年現在これに該当するものは以下のとおりである。
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