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- 過去の更新記録/2006年
2007年10月 †
10月07日 Flash形式での動画の公開を開始 †
- 3月よりWMP(Windows Media Player)形式で動画を公開していましたが、WMP9で再生出来ないという御指摘がありましたので、Flash形式での公開を開始しました。
一本は以前からWMP形式で公開していた前面展望のFlash版、もう一本は今回から新規に公開するもの(事故現場付近を通過する321系)です。
2007年07月 †
07月07日 新型御料車とE655系、JR東日本より登場 †
- JR東日本よりE655系電車が登場しました。公式発表はまだ行なわれていない様ですが、WEB上では既に本線を走行している写真(客車扱いでの輸送&試運転?)がUPされています。
E655系の先頭部はかなり押しの強いデザインとなっており、鉄仮面のような強烈なデザインの、かつてのガスタービン試験車キハ07-901を彷彿とさせます。
- E655系は高級指向のハイグレード車両で、特別列車や企画旅行の貸切列車などとして運行されるものと予想されます。発電用ディーゼルエンジンを搭載しており、ディーゼル機関車が牽引することで非電化線区での運行も可能なようです。今回は5両が登場、所属は尾久車両センター(東オク)。
- そしてもう一両、側面が白い布で覆われ未だ秘密のベールに包まれているのが新型御料車。形式名は不明ですが、連結面に「E655-1」との表記があります。実質的にE655系の一つと考えられ、御召列車として運行する際もE655系と組成されますが、他のE655系5両と異なり東京総合車両センター(東トウ)所属です。
- 新型御料車は付随車ながら自重が40.5トンと重く、装甲の装備が噂されています。ただ、御料車以外の車輌もかなりの重量があり、重量増の全てが装甲によるものとは思えません。民営化以降の鋼製交直流特急型電車である651系と比較してみると、全般的に一輌あたり10トン程度重くなっています。
御料車E655-1を同じ付随客車であるサロ651と比較すると、御料車E655-1の40.5トンに対しサロ651は28.1トン、12.4トンも重くなっています。電動客車はモロE655の47.2トンに対し、モハ650は39.6トンでモハ651は35.5トン。補助電源やコンプレッサーの搭載状況が不明なので簡単には比較出来ませんが、7.6〜11.7トン重くなっています。
- 旧国鉄時代の重そうな車輌を探してみると、581(583)系がありました。581系は御存知のとおり、世界でも稀な寝台特急電車で、限界近くまで大きくとられた車体断面と、ぎっしり並べられた三段式寝台が特徴です。おまけに設計が古いため、軽量構造ともなっていません。各車輌の重量は、クハネ583が44.8トン、モハネ582が48.3トン、サハネ581が35.3トンとなっており、なかなかE655系と良い勝負となっています。581系の付随客車同士で比較すると、寝台車サハネ581の35.3トンに対して座席車サロ581は32.7トン。両車の車体断面は同一なので、その差2.6トンは主に寝台装備のために必要な重量分かと重われます。
- つまるところE655系は、車体断面が大きい上に重い寝台装備を有し、軽量構造にもなっていない40年前の旧国鉄時代の古い車輌と同じくらい重くなっている訳です。装甲や特別な車内装備はあるかも知れませんが、恐らく重量増の原因の一部は、車体の強度を上げるためなのではないでしょうか。日本で最高に安全でなければならない筈のこの車輌を見れば、乗客の安全のためには強い車体と弱い車体のどちらが良いのか、答は出ていると言って良いでしょう。
因みに尼崎事故を起こした207系の事故車両のうち、最も重いものがクモハ207-1033の37.4トン、最も軽いものがサハ207-1019の24.8トンです。
形列 | 形式 | 車番 | 分類 | 自重 | 定員 | 備考 |
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E655系 | クロE654 | 101 | 制御客車 | | | |
モロE655 | 101 | 電動客車 | | | |
モロE654 | 101 | 電動客車 | 46.?t | 32 | |
モロE655 | 201 | 電動客車 | 47.2t | 27 | |
クモロE654 | 101 | 制御電動客車 | | | |
E655 | 1 | 付随客車 | 40.5t | 18 | 御料車 |
| | | | | | | |
形列 | 形式 | 番代 | 分類 | 自重 | 定員 | 備考 |
651系 | クハ651 | 1 | 制御客車 | 34.1t | 56 | |
101 | 30.5t | 56 | |
サロ651 | 1 | 付随客車 | 28.1t | 33 | |
モハ650 | 1 | 電動客車 | 39.6t | 68 | |
モハ651 | 1 | 電動客車 | 35.5t | 64 | |
| | | | | | | |
251系 | クハ251 | 1 | 制御客車 | 34.3t | 48 | ダブルデッカー |
モハ250 | 1 | 電動客車 | 39.3t | 56 | ハイデッカー/電源・Cp搭載 |
101 | 34.2t | 48 | ハイデッカー/電源・Cp無し |
| | | | | | | |
581系 | クハネ583 | 1 | 制御客車 | 44.8t | 52 | 寝台39/電源・Cp搭載 |
サロ581 | 1 | 付随客車 | 32.7t | 48 | 座席車 |
サハネ581 | 1 | 付随客車 | 35.3t | 60 | 寝台45 |
モハネ582 | 1 | 電動客車 | 48.3t | 56 | 寝台36 |
モハネ583 | 1 | 電動客車 | 43.7t | 60 | 寝台45 |
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形列 | 形式 | 車番 | 分類 | 自重 | 定員 | 備考 |
207系 | クハ206 | 129 | 制御客車 | 26.3t | 150 | 電源・Cp無し |
クハ206 | 1033 | 制御客車 | 27.8t | 150 | 電源無し/Cp搭載 |
サハ207 | 1019 | 付随客車 | 24.8t | 163 | 電源・Cp無し |
モハ206 | 17 | 電動客車 | 32.2t | 163 | 電源・Cp無し |
モハ207 | 31 | 電動客車 | 35.2t | 163 | 電源・Cp搭載 |
クモハ207 | 1033 | 制御電動客車 | 37.4t | 150 | 電源搭載/Cp無し |
2007年06月 †
06月29日 事故調、最終調査報告書を提出 †
- 航空・鉄道事故調査委員会は、尼崎事故に係る事故調査報告書を国土交通大臣へ提出しました。
事故調のサイトにPDFファイルが掲載されていますが、アクセスが集中しているせいか、いまのところダウンロードは難しいようです。
2007年04月 †
- ATS-Ps形に関する資料が出ました。「鉄道解析ごっこ」では、高価なATS-P形に対する値下げ交渉の当て馬だったのではないかと評しています。
この資料は現場で用いられるものの一つらしく、今まで不明だった車上装置の機能とATS-ST型との周波数問題について興味深い事柄が多数記されています。この資料で、ATS-Ps形がATS-Sn´形の搭載を想定している事実を確認出来ました。
04月21日 国交省、曲線速度照査の整備状況を公表(4月20日) †
- 国土交通省鉄道局施設課は4月20日、尼崎事故に係る曲線での速度照査設備の整備状況を公表しました。これによれば緊急整備対象264箇所は全て完了。一方で自主的整備は設置が必要な2677箇所のうち、平成18年度末時点での設置地点は1990箇所。残り687箇所については平成21年度末を目途に引き続き計画的に整備を行うとしていますが、気になるのは687箇所の内訳。JR東日本が566箇所と、その大半を占めています。なにせ在来線の大半が地上時素方式のATS-Sn形ですから、3年以内に整備を完了するには相当な困難が予想されます。
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2007年03月 †
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